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2018年06月16日

“Unnatural naturalness” or “Natural unnaturalness” 「不自然な自然さ」または「自然な不自然さ」

 週末に素晴らしいメンバーと講演会を行います。
このシンポジウムの演者は日本を代表する臨床家ばかりで、
ここに名前を連ねただけでも光栄の極みです。

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私の講演の抄録

“Unnatural naturalness” or “Natural unnaturalness”
「不自然な自然さ」または「自然な不自然さ」
 

 今回の"天然歯とインプラント周囲の長期的な安定”のためにというテーマについて考えたとき、構造的または生物学的に違うものが,それぞれが補完し調和できるような環境を作ることが主点となるのではないだろうか。この違うものが調和するという概念は,一般的な補綴治療においてもなんら変わるものではない. 補綴形態表現の一例として、シカゴ派の代表的な建築家の一人であるヘンリー・サリヴァンの言葉を引用したい.「Form follows function. (形態は機能に従う.)」この言葉で表現されるように,「機能」と「美」は決して排他的な関係でない. 余分な装飾を排して無駄のない形態や構造を追求した結果,自然にあらわれる美しさこそが「機能美」であり,「機能」と「美」との間でバランスがとれた状態であるとも言える.
 天然歯とインプラントの調和において自然である生体と不自然な人工物であるインプラントのバランスの問題とも言え,ほどよく混ざりあう状態であることが肝要なのではないだろうか.

「不自然な自然さ」または「自然な不自然さ」(Bruce Lee )
このkey wordからインプラント補綴を議論してみたい.

ここで引用している
「不自然な自然さ」または「自然な不自然さ」
という言葉は私の臨床を大きく変えるきっかけになりました。幼少期に憧れた格闘家のブルースリーが何かの番組で語っていた哲学ですが、もちろん歯科のことを語っていたわけではありません。しかし、歯科に当てはめてみても全く違和感のない考え方です。
歯科医療はまさに自然である生体に不自然である人工物を補うというものですがバランスが非常に重要です。私がライフワークとしている咬合(噛み合わせ)もこのバランスが重要で、決まりきった形がないものを求めていく哲学的な要素が大きいものです。

今後も、さらなる追求を続けていきたいと思います。

* ブルース・リー(李 小龍、Bruce Lee、リー・シャオロン、レイ・シウロン、1940年11月27日 - 1973年7月20日)は、サンフランシスコ中華街生まれの中国人、中国武術家、武道家、香港の俳優、脚本家、映画プロデューサーである。截拳道(ジークンドー)を創始したマーシャルアーティストとしても知られる。   
墓碑銘は「FOUNDER OF JEET KUNE DO」。
posted by スギモト歯科医院 at 09:54| 日記
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